実況プレイ動画の著作権についての考え方
ゲームなどの実況プレイ動画を作りたい!という方へ。アップロードの前に、著作権については大丈夫でしょうか?
気になる「著作権」について解説します!
実況プレイ動画の著作権についての考え方
著作権の部分から考えた、アップロードに関する注意点を解説します。
1.そのゲーム動画、著作権侵害?
もしゲームの実況プレイを配信したい場合、特に注意が必要です。あなたが特別に製作者やメーカーに許可を得ていないと大抵は「著作権侵害」となります。
実際、多くの実況プレイ動画は「著作権侵害」が多いです。それによってメーカーはゲーム実況者を訴える…まではいかなくとも動画を削除、もっと悪ければ該当する動画共有サイトのアカウント削除、というケースも存在します。
しかし何故多くのゲーム実況が削除されたりせず残っているかというと、メーカー側が「黙認」しているケースがほとんどだからです。
2.何故メーカーは著作権侵害を黙認しているの?
何故著作権侵害を黙認しているかというと…メーカーが明確に被害を被っていないからです。むしろゲーム実況者が配信したことによって、そのゲームの宣伝になるメリットの方が大きいかもしれません。
では、逆にメーカー側が削除依頼をするケースとは何でしょうか?例えば、最新ゲームの実況プレイは削除されるケースもあります。ネタバレが含まれるからです。
最新ゲームのプレイ動画でエンディングまでプレイされてしまうと、視聴者はゲームを買う必要が無くなるため売れなくなってしまいます。
特にプレイヤーの技量に左右されない選択肢型のシミュレーションゲームや、一本道のゲームなども削除対象になり得ます。
こうなってしまった場合、メーカーは売り上げが減ってしまうため明確に被害を被ることになりますね。このような例はアニメや映画などの無断アップロードにも同じことが言えます。
実際、あるメーカーが「ニコニコ動画」にて「実況プレイ」を無断アップロードされた自社の恋愛シミュレーションのゲームソフトについてアンケートを取ったところ、「ニコニコ動画を見て購入した」視聴者は1人だけ…といった結果になったとのこと。
3.著作権侵害せずにアップロード可能なゲームは?
PlayStation 4やXbox Oneでは生配信機能が搭載されています。タイトルが対応しているならメーカーが許可しているソフトなので、もちろん著作権侵害にはあたりません。
また、オンラインゲームなどは逆に実況プレイを推奨しているメーカーも存在します。オンラインゲームはアクション要素が高く、プレイヤーの技量もある程度必要となります。加えて明確なエンディングが存在しないケースが多く、継続的なアップグレードもあるためネタバレ要素が少ないからと考えられます。
更に著名な実況プレイヤーやタレントにはメーカー側から「実況プレイ」の依頼が来ることもあります。
実況プレイ動画の著作権についての考え方|まとめ
いかがでしたか?実況プレイをアップロードするにあたって気になる「著作権」についての問題を解説しました
多くのケースではあまり気にすることはないのですが、もし最新のゲームやシミュレーションゲームなどのプレイをアップロードする際には注意してください。